黄金湯(錦糸町)。バーやホテルの顔を合わせ持つ下町のデザイナーズ銭湯

黄金湯(錦糸町)のサムネイル墨田区の銭湯
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錦糸町駅の北口にある黄金湯さんは、2020年にリニューアルオープンした銭湯です。外観やフロントは打ちっぱなしの造りで、最新の入浴設備が揃っています。さらにビアバーを併設した番台やDJブースなど、銭湯の枠に止まらない展開をみせている入浴施設です。

この記事では、男湯に入浴した際に体験・確認した情報をもとに、黄金湯さんの情報を紹介していきます。

 

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2020年8月に全面リニューアル

錦糸町・黄金湯の外観1

黄金湯さんは1932年から錦糸町で営業されている、歴史ある銭湯です。

1985年よりマンション銭湯の形で営業されていましたが、老朽化により2020年に全面リニューアルし、現在の黄金湯になりました。

このリニューアルより、黄金湯さんは大きく生まれ変わり、国内のクリエイティブディレクター、アーティストとタッグを組み、今までにない形の銭湯を実現。

これからの時代の銭湯として、入浴施設としての顔だけでなく、さまざまなカルチャーを発信する場としても注目のスポットになっています。

(具体的な施設などは後述していきます。また、黄金湯さんの沿革やリニューアルのコンセプトなどは、黄金湯さんの公式サイトでご確認ください)。

 

黄金湯さんの施設情報

錦糸町・黄金湯の外観2

黄金湯さんの浴室内の入浴施設について整理していきます。

黄金湯さんの浴室は、すごく広いというわけではありませんが、シャワーも20台ほど備えています。

シャワー約20台。大半が固定されていて首の角度だけ変えられるシャワーですが、一部ホース式もあります。レバーを捻ってお湯を出すタイプです。
カラン水、お湯の蛇口の形をしており、プッシュすると水(お湯)がでます。温度調整機能はありません。
立ちシャワー1台あります。シャワーヘッドが大きいタイプです。
シャンプー、リンスあります(メーカーはフェニックスでした)。

シャワーはお風呂の水は、軟水を使用しているそうです。

使用している水は、地下から汲み上げた軟水をさらに軟水機に通した超軟水。お肌へ優しいまろやかな肌触りの水にしてお客様にご提供しております。

参照:黄金湯公式サイト

浴室は、ベージュのタイルが使われており、上面は打ちっぱなしで、漫画家・ほしよりこさんによる銭湯絵も描かれています。

入り口やフロントや独創性の高いですが、浴室は銭湯らしさが強く、浴室内はとても清潔感があります。

また、シャワーとシャワーの間に手すりがついていて、多くの方にとって利用しやすい作りです。

さまざまな温度の湯船が3種類

次はお風呂です。黄金湯さんには、温度が異なる3種類のお風呂と水風呂があります。

あつ湯43℃程度で2人用の一番小さなお風呂です。ジェットバスになっています(ボタンあり)。
薬湯40℃程度で4人ほどが同時に入れる広さです。薬湯の内容は日替わりだそうです。
炭酸泉36℃程度。6人程度が同時に入れる、黄金湯さんで一番大きなお風呂です。二酸化炭素が溶け込んだ高濃度炭酸泉とのことです。
水風呂20℃程度で2人〜3人用のサイズ。汲み上げた地下水を使用しているそうです。

炭酸泉はぬるめのお風呂のため、長湯している方も多く、埋まっていると空きができるまで少し時間がかかることもあります。

また、サウナ用の水風呂はサウナスペース内に別であります。

オートロウリュの本格サウナ

続いてはサウナの紹介です。

黄金湯さんに伺った際にサウナを利用しなかったため、ここでは公式サイトに記載されている情報を少し紹介します(今後、サウナを利用した際に追記します)。

サウナ国産ヒバ材を使用したオートロウリュ機能付きのサウナです。壁一面には麦飯石を敷き詰められています(女湯は国産ヒノキでセルフロウリュとのことです)。
サウナ用の水風呂15℃程度。深さ90センチ。
その他外気浴ができる休憩スペースがあります。

町の銭湯としてはとても設備が充実したサウナで、訪れた際は多くのお客様がサウナを利用していました。

黄金湯さんの脱衣所

最後に、脱衣所の設備についてまとめました。

ロッカー通常のカギ式
ドライヤー2台(無料)
アメニティ綿棒、化粧水

脱衣所は木のロッカーと椅子を中心に温もりのあるカラーリングです。

それでいて天井は打ちっぱなしになっており、他の銭湯とは一味違う雰囲気があります。

入浴の流れ

入浴する際は、黄金湯さんに入って右手側にある券売機でチケットを購入します(回数券を持っている場合は購入の必要はありません)。

下駄箱に靴を入れたら、スタッフの方にチケットを渡しましょう。

PayPayのアプリなどを確認すると、PayPay使用可能になっていますが、銭湯やサウナの料金の支払いでは使用できないそうです(館内で販売されているタオルやグッズ、ドリンクなどを購入する際はPayPayも使用できるようです)。

サウナやレンタルタオルの料金は以下の通りです。

黄金湯さんでは、男女でサウナ料金が異なります(土日は+50円)。

サウナ料金平日:女性300円、男性500円(2時間30分)

土日:女性350円、男性:550円(2時間30分)

貸しタオルタオルセット200円
有料アメニティ髭剃り、シェービングフォーム、歯ブラシ、石鹸など
黄金湯さんではサウナの事前予約を行っています。詳しくは黄金湯さんの公式サイトでご確認ください。

クラフトビール、宿泊など銭湯の枠を超えた試み

黄金湯さんは、これまでにない試みを行っている銭湯として注目を浴びています。

まず、フロントはバーカウンターでもあり、オリジナルのクラフトビールなどのアルコールを提供しています。

風呂やサウナを出てすぐ、おしゃれなバーで風呂上がりの1杯を楽しむことができます。

また、バーカウンターの中にDJブースがあり、アナログレコードで音楽をかけていてクラブのような雰囲気があります。

そして、銭湯の2階は宿泊スペースになっています(ドミトリータイプの和室と洋室があるそうです。公式サイトから予約できます)。

風呂やサウナで温まり、美味しいビールや音楽を楽しんでそのまま2階で寝る。

銭湯を中心に贅沢な一晩を過ごせる、温泉旅館やホテル顔負けの施設になっています。

https://twitter.com/koganeyu1/status/1466023783152578566?s=20
おしゃれな新時代の銭湯として若い世代でも話題になっており、お客様は他店に比べて若い方の比率が多いです。また、Instagramには#koganeyuでの投稿も多く見受けられます。

黄金湯さんの行き方・店舗情報

錦糸町・黄金湯の外観3

錦糸町駅から黄金湯さんのルートをご紹介します。

  1. 錦糸町駅北口を出て四ツ目通りへ
  2. 四ツ目通りを北に直進。錦糸町公園やオリナス錦糸町を通過
  3. 太平四丁目の交差点を過ぎて3つ目の角を右折
  4. 左手側に上の写真のような黄金湯の看板が見えます

地図・店舗情報

店名黄金湯
住所〒130-0012 東京都墨田区太平4丁目14-6
サービス・備品リンスインシャンプー、ボディーソープ、ドライヤー、ドリンク、グッズ販売など
Twitterhttps://twitter.com/koganeyu1
公式サイト黄金湯公式サイト

 

黄金湯さんの近くの蕎麦・町中華

蕎麦屋では、黄金湯さんの近くだと太平四丁目交差点付近にへぎそば酒房さんがあり、錦糸町駅から向かう途中では、蕎麦屋だと松月庵錦糸町店さんがあります(錦糸町公園の向かいぐらいの場所です)。

立ち食いそばのチェーン店であれば、ゆで太郎さんが四ツ目通り沿いにあります。

また、駅の反対側にまで足を運べば、そば処丸花さんなどもあります。

この他にもいくつかあり、黄金湯さんの前後に行ける蕎麦屋の選択肢は豊富です。

いっぽうで町中華は、黄金湯さんのすぐ近くに中華料理金龍さん(谷記2号店)さんがあり、タワービュー通りのほうから向かえば、中華料理安安さんに寄ることもできます。

また、駅前には珉珉錦糸町店さんがあります。

中華料理店はいくつかありますが、蕎麦屋に比べると選択肢は限られるようです。