蔵前橋通りの石原3丁目交差点の近くにある御谷湯さん。天然黒湯温泉に浸かることができるビル型の銭湯で、半露天風呂からはスカイツリーを眺めることもでき、銭湯料金でスーパー銭湯や温泉にも引けを取らないひと時を過ごすことができます。
このページでは、御谷湯さんの男湯(5階)に入浴して体験・確認した情報をもとに、銭湯内の情報や近くの蕎麦屋、町中華を紹介しています。
お風呂は天然黒湯温泉。外を見ればスカイツリー
御谷湯さんは、昭和22年に創業した銭湯で、2015年にリニューアルオープン。
お風呂に入りながらスカイツリーを展望できる銭湯として人気です。
1階が受付、4階と5階にお風呂があるビル型の銭湯で、毎週火曜日に男湯と女湯が入れ替わります。
4階と5階では設備に多少の違いがあり、5階の半露天風呂からはスカイツリーがよく見えます。
また、天然の黒湯温泉がある銭湯で、高温、中温、低温の3種類の黒湯温泉に入ることができます。
温泉に浸かり、外を見ればスカイツリー。温泉旅館にでも来たような癒しのひと時を味わうことができる銭湯です。
御谷湯さんの施設情報
ここからは、御谷湯さんの施設情報を順番にご紹介していきます。
なお、以下の情報は5階の施設情報です(今後、4階に入浴した際は追記いたします)。
シャワー | 約25台。固定式。温度調整不可。壁についた蛇口をひねるタイプ。 |
カラン | 温度調整不可。水、お湯別々にあり、プッシュしている間だけ出てきます。 |
風呂桶、イス | シャワーごとに元から置いてあります。 |
立ちシャワー | 2台。温度調整不可。 |
シャンプー、リンス | あります(メーカー名記載なし)。 |
御谷湯さんは、浴室が広々としていてシャワーの台数も多め、混雑時でもシャワー待ちになることはあまりなさそうです。
風呂桶や椅子はシャワーごとに置いてありますが、高さが異なるイスも入り口横に置いてあります。
また、銭湯絵師・丸山清人さんによるペンキが5階のシャワースペースの壁一面に描かれています。
黒湯温泉をはじめ、充実の設備
御谷湯さんの5階には、赤黒い色をした3種の天然黒湯温泉をはじめ、半露天風呂、薬湯、座風呂、マッサージ風呂、打たせ湯があります。
天然黒湯温泉 | 高温、中温、低温の3つの湯船があります。
高温:約44℃、3人程度が同時に入浴できるサイズ。 中温:約41℃、7〜8人が同時に入浴できるサイズ。 低温:約25℃、3人程度が同時に入浴できるサイズ。 |
半露天風呂 | 約41℃、4〜5人が同時に入浴できるサイズ。屋根がついていて、外側は木の柵のようになっており、合間から景色を眺めることができます。 |
薬湯 | 薬草は日替わりだそうです。10人ぐらいが入浴できる広さで、温度はぬるめです。 |
座風呂・マッサージ風呂 | 座風呂1つ、マッサージ風呂2つ(ボディジェットとボディマッサージ)がそれぞれ横並びで設置されています。 |
打たせ湯 | ボタンを押すと上から勢いよくお湯が落ちてきます。 |
御谷湯さんに水風呂はありませんが、低温の黒湯温泉が水風呂代わりのような役割を果たします。
また、半露天風呂の隣には休憩スペースとしてベンチが置いてあり、外の風も入ってきて心地よいです。
和と温もりを感じる脱衣所
続いては脱衣所の情報です。
ロッカー | 入店時に鍵を受け取ります。 |
ドライヤー | 2台。2分20円。 |
木で作られたロッカーは番号が漢字表記になっており、照明も昔ながらの和室のようで脱衣所全体が和を感じる作りをしています。
ロッカーの他に大きなカゴもたくさん置いてあり、着替える際や隣の人とタイミングが被った際などに便利です。
また、ドライヤーなどお馴染みの備品以外に、血圧を測る機会も置いてあります。
1階は受付と広々としたロビー
御谷湯さんはエレベーターで脱衣場、浴室に上がるタイプの銭湯で、1階にあるのは受付と休憩スペースです。
受付で料金を支払う際は、下駄箱の鍵を渡して代わりに脱衣所の鍵を受け取ります。
奥にある休憩スペースは畳のベンチが置かれていて広々としており、テレビや漫画、自販機などがあります。
また、マッサージを受けることもできるようです。
介護が必要な方とそのご家族向けのお風呂
御谷湯さんには、4階と5階の入浴スペース以外に、介護が必要な方とそのご家族が利用できる福祉型家族風呂があります(都内の銭湯で初の試みのようです)。
ヒノキのお風呂は雰囲気があり、こちらも天然黒湯温泉が使用されています。
なお、利用するには「障がい者手帳もしくは要介護、要支援を証明する書類」が必要とのことです(御谷湯さんの公式サイトにて確認)
御谷湯さんの行き方・店舗情報
御谷湯さんは、石原3丁目交差点(蔵前橋通り、三ツ目通り)の近くにある銭湯で、電車で行く場合は、錦糸町駅、両国駅、本所吾妻橋駅からいずれも10〜15分の距離です。
それぞれの駅からのルートをご説明します。
錦糸町駅
- 錦糸町駅を出たら北に直進。蔵前橋通りに出たら左折。
- 蔵前橋通りを直進し(10分ぐらい歩きます)、石原3丁目交差点で信号を渡ってから右折。
- 2本目の路地を左折するとすぐ右手側に御谷湯さんがあります。
両国駅(JRの場合)
- 両国駅を出たら清澄通りに向かい、通りを左折して直進。
- 石原1丁目(蔵前橋通り)の交差点で信号を渡ってから右折し7〜8分直進。
- 石原3丁目の交差点を信号の手前で左折。
- 2本目の路地を左折するとすぐ右手側に御谷湯さんがあります。
本所吾妻橋駅
- A0出口から出て、三ツ目通りを南に直進(10分以上歩きます)。
- 本所4丁目の交差点を過ぎて2つ目の路地を右折するとすぐ右手側に御谷湯さんがあります。
地図・店舗情報
店名 | 御谷湯 |
住所 | 〒130-0011 東京都墨田区石原3丁目30−10 |
サービス・備品 | リンスインシャンプー、ボディーソープ、ドライヤー、ドリンクなど |
公式サイト | 御谷湯公式サイト |
御谷湯さんの近くの蕎麦・町中華
蔵前橋通り沿いには飲食店が多くあり、蕎麦屋や町中華も多いです。
まず、石原3丁目の交差点のすぐ近くには福井庵さんという昔ながらの蕎麦屋、菜来軒さんという炒飯が名物の中華料理店があります。
蔵前橋通りを両国方面に歩くと、天丼が人気の蕎麦屋・寿々喜屋さんや、珍々軒、栄来軒といった町中華があります。
さらに、両国駅や錦糸町駅から御谷湯さんに行く場合は、駅の近くにも蕎麦屋、町中華が多く、両国駅近辺には、文殊さんやじゅげむそばさんといった人気立ち食いそば店、手打ちそばを食べることできる玉屋さんなどがあります。
錦糸町駅から向かう場合は、少しだけ遠回りになりますが排骨カレー炒飯が有名な生駒さんに寄ることもできます。
御谷湯さんに合わせて行ける蕎麦屋、町中華はとても多く、どこに行こうか迷ってしまうほどです。