金春湯(銀座)。銀座の中心地にある江戸時代創業の銭湯でタイル絵に癒される

金春湯(銀座)中央区の銭湯
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銀座で150年以上に渡って営業している金春湯さん。銀座通りの一本裏、高級飲食店などが並ぶ金春通りにある銭湯です。色鮮やかな壁絵と熱いお風呂が特徴のコンパクトな銭湯で、銀座や新橋で働く方々などが利用しています。

このページでは、金春湯さんの男湯に入浴した際に確認したことなどをもとに、設備情報や特徴などを紹介。近くの蕎麦屋や銭湯もご案内しています。

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創業は江戸時代。150年以上続く老舗

金春湯さんが創業したのは1863年(文久3年)。新撰組による池田屋事件があったのが1864年、大政奉還があったのが1867年で、それより前に金春湯さんは誕生したそうです。

それから実に150年以上に渡って銀座で営業しており、1957年(昭和32年)に現在のようにビルの中にある銭湯になり、2014年(平成26年)にリニューアル。

そのため歴史の長い銭湯ですが、浴室やシャワーなどはキレイです。

お客様を拝見すると、銀座にある銭湯ということもあり、近所にお住まいの方よりも近くで働いている方が多いように感じます。

仕事後、帰宅前に寄る方や飲みにいく前に来る方、飲食店などで働いていて仕事前に来る方もいらっしゃるようです。

また、他の銭湯に比べて短時間で入浴を済ませる方が多い印象で、サッと体を洗って温まり、サッと上がっていくお客様をお見かけします。

そのため、お客様が多い時でも、シャワーや浴槽があまり混み合っておらず、快適に入浴することができます。

 

金春湯さんの施設情報

通路には銭湯内を紹介する掲示があります

金春湯さんの施設情報をご紹介していきます。

まずは浴室内の情報をまとめました。

広さ

狭め。ただし、洗い場の隣や後ろとの距離はしっかりとありますので、窮屈さはありません。

洗い場

シャワー

シャワーは16台。シャワーヘッドのみでレバーを捻るタイプです。温度調整はできません。

立ちシャワーはありません。

カランカランはプッシュ式で水とお湯に分かれています。温度調整不可です。
シャンプー・ボディソープ備え付けのものがあります。
浴槽
浴槽ジェットバスと通常のバスの2種類に分かれていて、それぞれ2〜3人が入れる大きさ。温度計は43℃程度でした。

金春湯さんの浴室は、施設案内の写真にも写っているタイル絵とペンキ絵も魅力です。

浴槽の壁にあるタイル絵は、鈴栄堂製の九谷焼のタイルが使われていて大きな錦鯉が描かれています。

さらに、上を見上げるとペンキ絵師による大きな富士山が描かれており、昔から続く銭湯の風情も楽しむことができます。

また、風呂桶はケロヨンが使用されていますが、その中にケロヨンではなく、モモテツと書かれた風呂桶が混ざっており、ゲーム好きの方を中心にちょっとした話題にもなっています。

昔ながらの番台がある脱衣所

続いては入り口や脱衣所の情報をまとめました。

入り口ビルの通路を進むと入り口があります。手前が男湯、奥が女湯と入り口が分かれていて、扉を開けると昔ながらの番台にスタッフさんがいらっしゃいます。
ロッカー100円を入れるコインリターン式です。
ドライヤー1台。メーカーはモビーで3分20円。洗面台がなく、小さなロッカーの上に置いてあり、膝立ちなどで使用している方が多いです。

金春湯さんには、今では少なくなった昔ながらの番台があり、番台で支払いを行います。タオルや石鹸などが必要な場合も番台で購入します。

更衣室は広々としていてロッカーの数も多く、2014年にリニューアルしていることもあってキレイです。

また、見上げた際に目に止まる神棚は大正時代に作られたものだそうです。

 

金春湯さんの行き方・店舗情報

金春通りに入ると青い袖看板が目に止まります。

金春湯さんは、銀座の金春通り沿いにある銭湯です。

地下鉄の銀座駅や東銀座駅、JRと地下鉄の新橋駅から徒歩で行ける場所で、新橋駅からの方が僅かに近いです。

通り沿いには雑居ビルがたくさん立ち並び、高級な料理店なども多いですが、その中で青い袖看板が目印になっています。

銀座にある銭湯ということもあってか、営業のメインは平日で、土曜日は20時終了、日曜・祝日は定休日となっています。

地図・店舗情報

店名金春湯
住所〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目7-5
サービス・備品シャンプー、ボディソープ、ドライヤーなど
公式サイト金春湯 公式サイト

金春湯さんの近くの蕎麦・町中華

最後に金春湯さんから歩いて行ける距離にある蕎麦屋と町中華をご紹介します。

高級な飲食店が多いイメージが多い銀座ですが、比較的安価な店も多く、新橋駅の近くには立ち食いそばや町中華も多くあります。

現在掲載しているのは、新橋駅近くの立ち食いそばが中心です。

そば田

そば田の外観2303

新橋駅銀座口前交差点のすぐそばにある立ち食いそばで、注文を受けてから天ぷらを調理しています。お酒やおつまみも豊富で、夜は立ち飲み屋として利用しているお客様が多いです。金春湯さんから徒歩5分程度です。

おくとね

おくとねの外観

新橋駅と地下道でつながっているビルの地下1階にあり、奥利根産の舞茸を使用した大きなまいたけ天そばが名物。金春湯さんから徒歩5分程度の距離です。

三陽

三陽(新橋)の外観

タンメンやチャーハンなどが人気の町中華で、ほとんどのメニューが1000円以下というリーズナブルな価格設定も魅力。新橋駅の西側にある店ですが、金春湯さんとの距離は徒歩10分ほどです。

その他の蕎麦屋・町中華

ピックアップしてご紹介している以外では、蕎麦屋、町中華ともに、おくとねさんと同じ新橋駅前ビル1号館に数店あり、そのほかにも選択肢は多いです。

銀座方面は高級店が多いですが、蕎麦屋であれば泰明庵さん、町中華なら銀座亭さんは価格も比較的安価で昔ながらの雰囲気を強く残しているお店です。