玉屋（両国）。手打ちの二八そばを提供する大正8年創業の老舗蕎麦屋のメニュー

もりそば（手打ちそば）：830円

しっかりとしたコシがある蕎麦を、甘味のあるそばつゆでいただく、玉屋さんのもりそば。

玉屋さんでは、プラス180円で二八そばを手打ちそばに変更可能です。

上の写真がもりそばを注文した際の手打ちそば、下の写真が別のメニューを注文した際の通常の二八そばです。

通常の白くて細い通常の二八そばと比べると、手打ちそばは少しグレーでやや平たく、食感や喉越しにも違いがあります。

また、メニューにも書かれていますが、玉屋さんの蕎麦は水分が多めで作られているそうです。

手打ちそばは、日によって蕎麦粉の生産地、品種が異なるようで、店前に「本日の蕎麦」として掲示されています。

もりそばを注文した日は、茨城県の常陸秋そばを使用した手打ちそばでした。

豚しゃぶせいろそば：1200円

温かいつけ汁に大きな豚バラ肉が入った豚しゃぶせいろ。

コシのある蕎麦に濃いめのつけ汁が絡まり、豚肉もしっかり入っていて満足感があります。

別皿の生姜を入れると、味が変わります。

つけ汁には豚肉のエキスがたっぷり浮かんでおり、蕎麦を食べた後に蕎麦湯でいただくつゆも魅力です。

細打ち肉うどん：1000円

稲庭うどん風の細麺で関西だしつゆの細打ち肉うどん。

関西つゆはしょっぱい系で、豚肉の旨味が合わさった味わい。

具材は豚肉だけでなく野菜もたっぷりでバランスが良く、運ばれてきた瞬間からかつお節の香りがします。

玉屋定食：1100円

お店の名前がついた玉屋定食は、ざるそばと天丼を中心に、小鉢2品と味噌汁付き。

ざるそばと天丼はどちらもハーフサイズぐらいで注文しやすいボリューム感。

天丼はエビ天となす天で揚げたてサクサク。サラッとしたタレがご飯にもたっぷり染みています。

味噌汁の具はなめこと油揚げでした（常に同じかは確認できていません）。

討ち入り定食：1220円

討ち入り定食は、わかめ、大根おろしなどが入ったそばと天丼のセット。

そばつゆは、少ししょっぱさのあるタイプで、天丼のタレは少し甘味を感じます。

蕎麦は通常の一人前、天丼は少なめの一人前程度のボリューム感で（小天丼というにはやや多めかもしれません）、小鉢が3つ付き、満足感を得られる定食メニューです。

かつ丼：1080円

あっさり目で少し甘みがある味付けのかつ丼。

とんかつは程よい厚みで玉子とじにした状態でも衣にサクっとした食感が残っていて、玉子はしっかり火が通っていてプリッとしています。

なめこと油揚げの赤だし、漬物、ポテトサラダ付きです。

玉屋さんのメニュー

上の写真は、玉屋さんのメニューです。

蕎麦屋の定番メニューが一通り揃っていて、せいろの種類が豊富。

丼ものは、玉子丼、親子丼、かつ丼、天丼などが揃っています。

また、オリジナルの定食メニューも豊富で、定食メニューは写真付きのメニューが別途用意されています。

討ち入り定食や義士御膳などユニークな名前の定食もあります。

蕎麦や丼ものの単品とほとんど値段が変わらないため、お腹いっぱい食べたい人には、定食が良いかもしれません。

蕎麦は加水の多い二八そば

もりそばのメニュー紹介でも詳しく触れましたが、玉屋さんでは、通常の蕎麦と手打ちそばの両方があり、+180円で手打ちそばに変更可能です。

蕎麦粉8割、小麦粉2割の二八そばで、加水が多く、コシのある蕎麦が特徴。

同じメニューでも、通常の蕎麦と手打ちそばで味わいが変わり、さらに、手打ちそばは日によって蕎麦粉が異なるため、1つのメニューで何通りもの楽しみ方がありそうです。

玉屋さんの店舗情報

玉屋さんは、両国駅が最寄りの蕎麦屋です。

JR両国駅東口を出て目の前にある横綱横丁に入り、突き当たりの京葉道路を左折した少し進んだ場所にあります。

大江戸線の両国駅から向かう場合は、駅を出たら清澄通りを南に向かい、緑1丁目の交差点を右折して数分歩くと着きます。

お店は、歴史を感じさせる趣のある建物です。

店内は、2人がけ、4人がけのテーブル席が合わせて10以上あります。

お店の壁には至る所に大相撲の写真が飾られており、お店の歴史と両国という土地ならではの雰囲気を感じることができます。

また、入り口を背にして右手側には有名人のサインも飾られています。反対の左手側には大きな壁掛け液晶テレビがあります。

お店は、大正9年（1919年）創業で100年以上の歴史があり、両国で何代にも渡って営業されているそうです。

地図・店舗情報